公認会計士試験に強い大学とは?

公認会計士として働くためには、会計系資格の最難関と言われる公認会計士試験を突破する必要があります。
このとき、合格できるかどうかの要因の1つとして考えられるのが勉強する環境です。

大学や予備校、専門学校などその環境はさまざまですが、その中でも今回は大学についてご紹介します。

大学選びのポイントとは?

公認会計士を目指す上で大学を選ぶのならば、やはり試験の対策をしっかりと受けられる大学がおすすめです。
後ほど詳しくご紹介しますが、現役合格率が高い中央大学では学内に資格支援スクールを持っていたり明治大学では授業後や土曜に対策講座を開いていたりと、そのサポートの仕方はさまざまです。

自分が行きたい大学の中でこのような支援をしてくれる大学を選ぶと効率よく勉強できるでしょう。

また、公認会計士の出身学部としては経済学部や商学部が多く、それらの学部では必要な知識が自然に身に付く傾向が高いといえます。
対策講座などがなくても、このような学部に入学するのも一つの手です。
この他に、学費や地元からの距離などの条件も考慮しながらベストな大学を選びましょう。

大学別合格者数ランキング

平成29年度公認会計士試験における大学別合格者数は、次のようになっています。

【平成29年度公認会計士試験・大学別合格者数】

1慶應義塾大学 157人
2早稲田大学 111人
3明治大学 84人
4中央大学 77人
5東京大学 50人
6京都大学 48人
7一橋大学 36人
8立命館大学 31人
9神戸大学・専修大学 29人

公認会計士三田会ホームページ参照)

1位の慶應義塾大学は、昭和50年から43年間連続で合格者数ナンバーワンを誇ります
入学直後から試験対策を行っていたり、多くの資格支援スクールと提携を持っていたりとサポートが手厚く、その効果は実績にも現れていると言えるでしょう。

2位の早稲田大学も慶應義塾大学に続いて43年連続2位という歴史を持ち、これまで数多くの合格者を輩出してきた大学です。
商学部の「早稲田大学公認会計講座(WUCPU)」や「大学院会系研究科」で試験対策を行っています。

早慶に続く中央大学、明治大学もまた、冒頭でもお伝えしたように手厚いサポートが受けられることで有名です。

特に中央大学は、学内に「経理研究所」という資格支援スクールを持ち、受験料が一般の半額以下な上に現役合格率が57%という素晴らしい実績を持ちます
明治大学では、公認会計士試験対策の講座だけでなく、なんと現役合格者には「報奨金」が与えられる制度もあります。
このように、合格者が多い大学ではそのサポートも充実していることが多いです。

学生が有利?公認会計士試験の現状

平成29年度の公認会計士試験の願書提出者は1万1,032人、そのうちの合格者数は1,231人、合格率は11.2%でした。

このように受験者の約9割が落ちてしまう難関国家試験ですが、実はこの合格者のうち半数を超える50.3%が学生という結果が出ています。

【平成29年度公認会計士試験職業別合格者】

学生 50.3%
専修学校・各種学校受講生 18.0%
無職 11.1%
会社員 8.6%
会計事務職員 6.7%
このように学生の合格者の割合が高いのは、公認会計士試験の仕組みが関係していると言えます。

公認会計士試験は「短答式試験」と「論文式試験」の2段階構成になっており、それぞれ受験科目の合計点で合否が判定されます。
合計点がおおよそ7割以上で合格となるのですが、もし1科目でも満点の4割を下回ってしまうと、その時点で不合格になってしまいます

この足切り制度によって、公認会計士試験を突破するには1度の受験ですべての科目を合格ラインまでもって行く知識量が必要になってきます。
この知識量を身に付けるには、最低でも3,000時間は必要だと言われており、この勉強時間の確保という点において忙しい社会人よりも自由な時間が多い学生が有利だと言えるのです。

まとめ

今回、大学別合格者数ランキングで出てきた大学はどこも高学歴と呼ばれる大学ばかりで、改めて公認会計士試験のレベルの高さをうかがえます。
そのため、学生の間に公認会計士試験を受ける場合、大学選びは非常に重要となってきます。サポートが充実した大学を選び、公認会計士試験合格を目指しましょう。