合格実績から見る公認会計士予備校

会計士予備校は現在、大原、CPA会計士学院、TACの3校が有名です。

この中でも数字を全面に打ち出している、TACを分析していきます。

TACの合格実績を紐解く

TACは7,900名合格者と、49.4%合格率 と Webに記載されています。

ここだけ読むと非常に素晴らしい数字なのですが、数字というのは残念ながらいくらでも操作が可能です。

7,900名は過去の積み上げ実績です。また、49.4%の合格率は上位大学10校に絞り、対象者も267名となっています。この部分が数字は自由に作れてしまうといった点です。

267名中の132名が合格して、49.4%となっています。

TACは全国に拠点はありますが、今回合格率を算出するために使用した人数は267名となっています。実際の受講生はその何倍もいるはずです。そのため、受講生全体の合格率はもっと低いはず。

しかしながら受講生の数は、公表されていないため受講生全体の合格者数と比較することが出来ません。

合格の可能性の高い、成績上位者を分母にすれば、合格率は高くなりますが、それに何の意味があるのか不明です。
おそらく数字だけ見て安心してしまうユーザーが多いのでしょう。

2年間はお世話になる予備校選びです。表示されている数字だけにとらわれずに、実際に電話や校舎に足を運んで、その学校の質や雰囲気を確かめることをおすすめします。

7,900名の実績を読み解く

7,900名という数字はすごいですね。内訳も書いてあったので少し考えてみます。
分母がない合格者数はあまり意味が無いのですが、その予備校の勢いというのは見ることができます。

2006年~2017年公認会計士論文式試験 合格者数内訳

2006年 633名
2007年 1,320名
2008年 1,170名
2009年 806名
2010年 885名
2011年 554名
2012年 550名
2013年 458名
2014年 415名
2015年 372名
2016年 385名
2017年 352名
2018年 357名

数字を並べるだけだと、ピンと来ないですね。これをグラフにすると以下のようになります。

2007年をピークに合格者は激減していっています。

予備校の講義や教材等の質が落ちていないと仮定すると、TACの受講生の数が減っているのかもしれません。
そうなるとスケールメリットを推しているTACは、スケールが小さくなっていると推察できます。

一方で、スケールメリットを維持しているにも関わらず、合格者数が減っている場合は、先に述べたことが当てはまるのかも知れません。

今挙げた事以外にも、原因は色々とあると思いますが、数字だけ見ると2006年から合格者が減っているということが読み取れます。
2018年は昨年よりも5名増えた結果となっています。

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