IFRS(国際会計基準)導入で何が変わるか?

会計に関わる人はもちろん、関わっていない人でも一度は聞いたことがある「IFRS」。

ここでは今更聞けない!といった人に向けて、IFRSの基本中の基本を解説していきます。

IFRSとは何か?

IFRSとは、International Financial Reporting Standardsの略であり、日本語では国際会計基準と訳します。

IFRSはロンドンを拠点とする民間団体である国際会計基準審議会(International Accounting Standards Board)IASBが設定する会計基準のことを指します。

世界共通の会計基準を目指して作られ、2005年にはEU圏内で適用が義務化され、現在では110の国と地域で適用されており、今後も広まっていくと考えられています。

2019年現在では、アメリカと日本には適用されていないので、世界中が今後の動向に注目しています。

日本でも2015年に上場企業をはじめとして強制適用する予定でしたが、震災の影響やアメリカの対応が遅れたこともあり、未だにあやふやなままになっています。

IFRSの特徴

原則主義

原則主義とは、解釈指針の他には、詳細な基準が設けられていない会計主義のことです。

自由度が高いため、原則として解釈の根拠を示すために大量の注記が書かれます。

 

貸借対照表重視

日本の会計基準は損益計算書重視であると言われていて、一定期間の活動成果である純利益を重視しする一方、IFRSは貸借対照表重視であると言われ、将来の為の投資や減価償却を記載し、企業の価値(将来キャッシュフロー)を表現することに重きをおいていると言われています。

グローバル重視

各国の独自の計算式や考え方をやめて会計基準を統一することで、言葉による解釈の違いや考え方をなくすという方針です。

IFRSのメリット

海外に子会社が多い場合には、利益の計算方法が同じになる為に、計算するのが簡単になります。

また海外投資家に対する説明も、国際基準が一緒なので説明する手間が省けます。

さらに海外での資金調達の際にも同じ財務諸表を使っているため、物事が簡単に進むと考えられています。

IFRSのデメリット

やり方が変わることで事務員は新しい方法を学ばなければならず、移行期間や勉強期間などの時間とコストがかかる点です。

会計基準が変わると、今までスムーズに行われていた事にも確認作業に対する時間がかかり、ミスなども増える恐れもあります。

まとめ

経済活動のグローバル化が進む中、会計基準の統一といった課題は今後ますます重要性を増すことは間違いないでしょう。

会計に携わっている人も、これから会計士を目指すという人も、今後の動向には十分注目していきたいところです。

 

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